汚泥(産廃)ですか?残土(土砂)ですか?

日本リ・ソイル工業協同組合では次の条件で汚染土壌対策を検討します。

  • 汚泥(産廃)の場合・・・無機性であり、特別管理産業廃棄物以外であること(受入・現場再生処理可能)
  • 残土(土砂)の場合・・・水質汚濁防止法上の特定施設で、汚染されている場合は土壌汚染対策法適用となる(廃掃法の適用外)

重金属汚染土壌の不溶化

重金属による汚染土壌は、不溶化処理を行います。

日本リ・ソイル工業協同組合が技術提携するテクニカ合同株式会社では多様な不溶化処理技術を有しており、対象地に最適な対策を計画、処理することが出来ます。

土壌汚染とは

土壌汚染の状況把握に関する措置及びその汚染による人の健康被害の防止に関する措置を定めること等により、土壌汚染対策の実施を図り、 もって国民の健康を保護することを目的として平成15年2月に土壌汚染対策法が制定されました。

土壌汚染の影響により引き起こす人の健康被害や土地資産評価の低下、企業リスクなどが考えられます。

土壌汚染と考えられる対象物質(特定有害物質)

  • 揮発性有機化合物 (第1種特定有害物質)
    ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、 1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、ベンゼン
  • 重金属等 (第2種特定有害物質)
    カドミウム及びその化合物、鉛及びその化合物、六価クロム化合物、ヒ素及びその化合物、水銀及びその化合物、セレン及びその化合物、フッ素及びその化合物、ホウ素及びその化合物、シアン化合物
  • 農薬等(第3種特定有害物質)
    ポリ塩化ビフェニル(PCB)、チウラム、シマジン、ベンチオカーブ、有機りん化合物(パラチオン、メチルパラチオン、メチルジメトン、EPNに限る)

重金属汚染対象物質とその基準値

項目溶出基準値Ⅰ溶出基準値Ⅱ含有量基準
カドミウム0.01mg/l以下0.3mg/l以下150mg/kg以下
全シアン検出されないこと1mg/l以下遊離シアン50mg/kg以下
0.01mg/l以下0.3mg/l以下150mg/kg以下
六価クロム0.05mg/l以下1.5mg/l以下250mg/kg以下
砒素0.01mg/l以下0.3mg/l以下150mg/kg以下
総水銀0.0005mg/l以下0.005mg/l以下15mg/kg以下
アルキル水銀検出されないこと検出されないこと--
セレン0.01mg/l以下0.3mg/l以下150mg/kg以下
フッ素0.8mg/l以下24mg/l以下4000mg/kg以下
ホウ素1mg/l以下30mg/l以下4000mg/kg以下

対象物質の一般的な用途例

項目用途例
カドミウム 顔料、塗料、電池、合金
全シアン合成中間体
合金、セラミック、電池
六価クロム顔料、塗料、金属表面処理剤、防腐剤
砒素半導体、合金
総水銀医薬品、触媒、乾電池、蛍光灯
アルキル水銀触媒
セレン半導体、顔料、塗料、飼料添加剤、感光体
フッ素防腐剤、メッキ、光学ガラス、歯科用セメント
ホウ素脱酸素剤

日本リ・ソイル工業協同組合が推奨する重金属汚染土壌不溶化システム(5STEP方式)

1.調査・分析

与条件の把握

提携する大学にて化学分析を行い、汚染物質を特定させます。
  • 工期・施工の条件確認
  • 周辺環境対策の実施

2.評価/提携大学

汚染物質、汚染程度、汚染範囲の特定

提携する大学にて化学分析を行い、汚染物質を特定させます。
  • VOC
  • 油類
  • 重金属
  • 農薬等
  • ダイオキシン類
  • PCB類
  • 放射性廃棄物

調査分析結果

化学分析した結果を基に報告書の作成を行います。
  • 分析データのとりまとめ
  • 報告書の制作

3.計画/TG本社

与条件の把握

提携する大学にて化学分析を行い、汚染物質を特定させます。
  • 工期・施工の条件確認
  • 周辺環境対策の実施

工法の選定

日本リ・ソイル工業協同組合(テクニカ合同株式会社)の有する様々な土壌汚染浄化技術の中から最適な工法を選定します。
  • 不溶化工法
  • 加熱処理工法
  • バイオレメディエーション工法
  • 掘削置換工法
  • 封じ込め工法

施工計画書

施工を前に綿密な計画を立案、施工に向けて準備を行います。
  • 工期計画
  • コストの算出
  • 施工フロー
  • 都道府県知事への届け出
  • 安全管理

4.施工

施工の実施

提携する大学にて化学分析を行い、汚染物質を特定させます。
  • 安全対策・施工機械の導入
  • 添加剤の準備
  • 仮設工事の実施
  • 掘削・攪拌処理の実施
  • 養生処理の実施

施工管理

日本リ・ソイル工業協同組合(テクニカ合同株式会社)の有する様々な土壌汚染浄化技術の中から最適な工法を選定します。
  • 実施行程・コストの管理
  • 品質管理
  • 環境管理

重金属汚染土壌不溶化システム 弊社製品カタログ

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