組合の取り組み 汚泥のリサイクル

汚泥と汚泥リサイクルの認知

生活の中で発生するゴミ、例えばアルミ缶についてのリサイクルは広く認知されています。 我々1人1人が参画するリサイクルのため、身近な問題としてメディアなどでも取り上げられる機会が多々あります。
しかし、汚泥や汚泥リサイクルの認知度はまだまだ低いのが現状です。 我々は、このホームページなどを活用し、汚泥や汚泥リサイクルに対する認識を広めていくことを1つの目的としています。

リサイクルを実践する

汚泥リサイクルに関する啓蒙活動はもとより、(日本リソイル協会)日本リ・ソイル工業協同組合は実際に汚泥リサイクルに取り組んでいます。 適正な汚泥処理を行う企業から組織し、実績のページにあるように、たくさんのリサイクルを行っています。
リサイクルされた汚泥は、やがて土と同等に建設工事等に活用されます。 我々はこのリサイクル活動を通し、削られるはずの山、失われるはずの自然・生態系が守られることを願ってやみません。

汚泥をリサイクルする方法

当組合では、画期的な汚泥リサイクル工法である「造粒固化システム」を採用しています。

汚泥は、セメント系固化材と高分子吸水材を混合することで、一見すると水分の少ない改質土に生まれ変わります。 これは、高分子給水材が水分を取り込み、セメント系固化材で固化させるためです。
この改良土は、土として様々な用途に活用できる強度を持ち、降雨などにより再び泥に戻りません。 また、特殊固化材は有害物質を含まないため、土壌環境基準を満たす改良土を生産することが出来ます。
改良土はその優れた特徴から、盛土材・路床材・築堤材などとして建設工事に活用されています。

汚泥処理フロー

建設汚泥

バックホウにて投入

投入ホッパー

造粒機

高吸水性特殊固化材を添加

ベルトコンベアーで搬出

リサイクル資材(造粒物)
ユニ・ソイルの完成

ハードロップの安全性

ハードロップの有害物質溶出試験結果(抜粋)
(mg/l)カドミウム全シアン有機燐六価クロム砒素総水銀アルキル水銀PCB
ハードロップ0.001未満不検出不検出0.001未満0.005未満0.0010.0005未満不検出不検出
環告460.01 以下検出されないこと検出されないこと0.01 以下0.05 以下0.01 以下0.0005以下検出されないこと検出されないこと

リサイクル資材「ユニ・ソイル」

ユニ・ソイルの認定実績

ユニ・ソイルの特徴

  • 国土交通省 新技術情報システム「NETIS」に登録
  • 栃木アンカー工業に「エコ製品認定証」
  • ユニ・ソイルに「とちの環」エコ認定証(認定番号18-056)
    平成19年3月31日付けで栃木県リサイクル製品認定制度実施要領第4条第1項の規定による認定を受けた。
  • 愛知県「アイクル材」に株式会社エヌジェイエス、長坂建設興業株式会社の建設汚泥改良土 ユニ・ソイル(第2種改良土)が認定される。(18年更新)
  • 福井県リサイクル認定品に大山建設株式会社のユニ・ソイル認定される(無機汚泥使用改良土)認定NO.49
  • 新技術普及・活用制度「made in 新潟」に認定
  • 微粒子が多い汚泥を瞬時に水含造粒固化
  • 脱水処理が不要(放流・排水が不要)
  • プラントがコンパクト(移動可能)
  • 産業廃棄物の許可取得済み
  • 造粒品の品質が安定
  • 多用途資材にリサイクル(土木・農業資材)

ユニ・ソイルの代表的な物性値

「ユニ・ソイル」は7日養生でも、全応力でC=245KN/m2、φ=27.5度、有効応力でもC=121KN/m2、φ=32.8度と大きな粘着力があるため、 一般的に締め固めた砂質土(C=0、φ=30度)よりもはるかに大きなせん断力を有しています。
よって、適切に施行された「ユニ・ソイル」は強度的に盛土材として利用できるものと考えられます。

項目適当範囲山砂(比較参考)ユニ・ソイル考察
粘性特性Uc均等係数10以上1.0~1.310~20均等係数及び曲率係数からユニ・ソイルの粒度分布は良好と言える。
Uc’曲率係数1~Uc0.5(平方根)約0.5前後1.0~1.5
コンシステンシー特性WL液性限界NPNPNPユニ・ソイルの液性限界及び塑性限界はNP(Non Plastic)である。よって、水の作用による造粒物の再泥化はない。
WP塑性限界NPNPNP
IP塑性指数NPNPNP
CBR値γe膨張比良好な路床1%以下1%未満1%未満ユニ・ソイルの強度性状は優れており、路床材及び下層路盤材へ適用可能である。上層路盤材への適用についても、RC材と混合することで、80%以上のCBR値が確保可能である。
通常の路床3%以下
設計CBR上部路床10%以下8%~40%10%~60%
下部路床5%以下
修正CBR上層路盤80%以下--20%~70%
下層路盤20%以下
透水試験k透水係数用途により異る(*)10-3cm/s10-3~10-5cm/sユニ・ソイルの透水性は大きいものから小さいものまで原泥の性質に左右されずに作成可能である。

*:例として築堤材は小さいほど、盛土材は大きいほど適している。

ユニ・ソイルの使用例

  • 盛土材
  • 路床材
  • 防草材
  • 埋戻材

汚泥リサイクルシステム販売事業

日本リ・ソイル工業協同組合において活用する各種薬品・機械プラントの販売・環境事業などの開発提案・組合正会員に対する技術アシストと共に、新規パートナーの拡大を推進します。

リサイクルの特徴としては、建設工事や掘削工事及び推進工事にともなって発生する無機性汚泥を廃棄物として捨てるのではなく、 あくまで中間処理を施した後に高強度資材「ユニ・ソイル」としてリサイクル活用を行うといった環境促進事業です。

また中間処理時に通常発生する排水などの廃棄物が一切発生しないといった「ゼロエミッション型リサイクル」を達成した画期的システムです。

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